転職エージェントは登録すると担当者がつき、転職活動のさまざまなサポートをしてくれるのが特徴です。
しかし、担当者の態度がひどい人や連絡が遅い担当者など合わない人がいるのも事実です。
そんな時は担当者変更を転職エージェント側にお願いしても問題ありません。

言いにくいでしょうが、悩んでいる時間が無駄なので思い切って伝えよう。
この記事では、具体的な転職エージェントの担当変更の仕方や相手に伝える文例を紹介します。
この記事を書いた人

- 5回の転職経験あり
- ITベンチャー企業の採用担当者(5年目)
- 内部監査業務も経験
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この記事で分かること
転職エージェントの担当を途中で変更することはできる


もし、転職エージェントの担当者が自分と合わない人だったら変更できるんでしょうか?
それは心配ないよ、変更をお願いすればOKだよ。ただ何回もできる訳ではないのでよく考えてからにしよう。

どうしても合わない担当がいたら、転職エージェントの担当者を変更することは可能です。
ただし、見た目が気に入らない、生理的に受け付けないなどのフィーリングを理由にするのは問題外ですよ。
厳しいアドバイスもあるかもしれませんが、あなたのことを思ってのアドバイスもあるかもしれません。

よく考えてから変更をお願いしてみよう。
Advice
転職エージェントの担当を変更することはできる。ただし、担当者との信頼関係の上で成り立つため、クレーマーにならないように気をつけよう。
転職エージェントの合わないケースは?

ここでは転職エージェントの担当者が合わない理由として、一般的に多い理由をみていきましょう。
基本的には、第三者から見て納得できる理由として考えましょう。
よくある担当者への不満
- 担当者に知識が足りていない
- 希望しない求人を進める
- 返事がにない・遅い
- 頻繁に連絡をかけてくる
- 高圧的、説教が多いなど対応が悪い
上記のように「ストレスを感じる」ことが続けば、やはり転職活動に支障が出てくるでしょう。
無料で転職サポートをお願いしているから「言いにくい…」と思わず、担当者を変更を申し出ましょう。
ちなみに、もう一つの対策として複数の転職エージェントに申し込むことです。
最終的に求人やサポートを比べながら、一番相性が良い転職エージェントに絞ればいいのです。

私も転職活動の時は、複数登録して信頼できる担当でエージェントに絞っていきました。
合わせて読みたい
担当者変更の例文と理由
実際に合わない担当者にどんな風に伝えたら、よいのか非常に悩みますよね。
つい本音が出てしまい、感情的な伝え方になってしまうと、今後転職エージェントと気まずくなるかもしれません。
ここでは、担当者変更の理由の変換方法の文例をご紹介します。
担当者変更の文例

担当者変更の文例を以下に挙げてみました。

ここで紹介する文例は、担当者に直接送るメールを想定しています。
直接担当者へ伝えにくい場合は、転職エージェントのホームページの問い合わせからメールを送る方法も後述しています。
【件名】担当者様の変更のお願い
株式会社〇〇〇
<転職エージェント現担当者>様
お世話になります。
転職サポートでご支援いただいている<名前>です。
いつも求人の紹介や応募書類のアドバイスをいただきありがとうございます。
さて、今回ご連絡させていただいたのは、私の担当を<転職エージェント現担当者>様から別担当者様に変更にできないかという相談になります。
大変申し上げにくいのですが、転職サポートに際して私の考える方向性と<転職エージェント現担当者>様から、ご紹介いただくサポートの方向性に違いを強く感じているためです。①
やはり、私の意向を汲み取っていただける方に担当と一緒に転職活動を進めていきたいと考えています。
私の勝手なお願いということは重々承知しておりますが、何卒ご検討のほどよろしくお願い致します。
<名前>
それぞれ担当変更してほしい理由は人によって違うため、はっきりと伝えた方がいいのか、建前の理由にした方がいいのか正直難しいところもあります。
以下に相手が不快にならない理由を挙げてみましたので参考にしてみてください。
理由の変換例
本音の理由 | 相手への伝え方 |
---|---|
業界知識や経験不足でアドバイスに満足していない | もっと目指す業界を知りたいので、他の担当者の意見も伺いたい |
高圧的、説教が多い | 自分の適性も考慮したいので、他の担当者の意見も伺いたい |
希望しない求人を勧めてくる | 転職サポートの方向性に違いを強く感じている |
頻繁に連絡してくる | 自分のペースで転職活動を行いたいので適度にご連絡いただける方にしてほしい |
連絡が遅い、来ない | お忙しいと存じますので、ご連絡が取りやすい方に変更をお願いしたい |

もし伝え方に迷う場合は「他の担当者の意見も聞きたい」というのが最も使いやすいよ。
転職エージェントの担当変更の伝える方法
担当者変更を伝える方法として3つの方法があります。ここではそれぞれの伝え方について解説していきます。
担当変更を伝える3つの方法
- メールで伝える
- 電話で伝える
- 企業の問い合わせから伝える
①メールで伝える

担当者に向けてメールで伝える方法です。なかなか電話で担当者の変更をお願いするのは気が引けますよね。
コミュニケーションに慣れていない人はメールが最も伝えやすく、理由を問い詰められることが少ないのでおすすめです。

以下に担当変更の文例を作ってみましたので、参考にしてくださいね。
【件名】担当者様の変更のお願い
株式会社〇〇〇
<転職エージェント現担当者>様
お世話になります。
転職サポートでご支援いただいている<名前>です。
いつも求人の紹介や応募書類のアドバイスをいただきありがとうございます。
さて、今回ご連絡させていただいたのは、私の担当を<転職エージェント現担当者>様から別担当者様に変更にできないかという相談になります。
大変申し上げにくいのですが、転職サポートに際して私の考える方向性と<転職エージェント現担当者>様から、ご紹介いただくサポートの方向性に違いを強く感じているためです。①
やはり、私の意向を汲み取っていただける方に担当と一緒に転職活動を進めていきたいと考えています。
私の勝手なお願いということは重々承知しておりますが、何卒ご検討のほどよろしくお願い致します。
<名前>
文面での伝え方で気をつけるのは、「お願い」⇒「相談」、「担当変更してください」⇒「ご検討お願いします」など「柔らかい」文面を意識することです。

相手もビジネスパーソンなので、柔らかい表現でも意図は分かってくれます。
②電話で伝える

電話で伝えるメリットとしては、すぐに対応してもらえる、あるいは、担当を変えて欲しいという思いが伝わりやすいことです。

口頭で伝えるのは勇気がいるけど、手っ取り早く伝わりやすいよね。
ただし、電話で伝えることで、詳しく理由を聞かれたりする場合もあるため、しっかりと理由を伝えられるように準備しておきましょう。
電話で伝えるときは、あまり角が立たない理由でしっかりと伝えましょう。詳しくはこちらを参考にしてくださいね。
③企業ホームページの問い合わせで伝える

3つ目は、企業のホームページの「問い合わせ」から担当者変更をお願いする方法もあります。

内向的な人で担当者本人に「直接言いにくいなぁ‥。」と悩んで言い出せない人なら、こちらの方がいいでしょう。
ただし、お問い合わせは多岐にわたり、埋もれて対応が遅くなる可能性もあるため、その際はメールか電話での対応も念頭に置いておきましょう。
また、担当者本人に伝えたが対応が遅い場合なら、企業のお問い合わせからメールを送るのも効果的です。
【件名】担当者変更のご相談
株式会社〇〇〇 御中
いつもお世話になっております。
今年〇月から転職サポートでご支援いただいている<名前>と申します。
日頃から至らない私に、手厚い転職支援をいただきありがとうございます。
さて、今回ご連絡させていただいたのは、現在の私の担当(〇〇〇〇様)から、貴社の別担当者様への変更を検討いただきたいという相談になります。
現在、<転職エージェント現担当者>様から、色々とアドバイスをいただき感謝している一方で、転職サポートに際して私の考える方向性と<転職エージェント現担当者>様から、ご紹介いただくサポートの方向性に違いを強く感じているためです。①
やはり、私の意向を汲み取っていただける方に担当と一緒に転職活動を進めていきたいと考えています。
私の勝手なお願いということは重々承知しておりますが、何卒ご検討のほどよろしくお願い致します。
<名前/メールアドレス/電話番号>
※①の理由は、それぞれ理由をこちらを参考にしてください。
別担当が見るため、いつからサポートを受けているのか、担当のフルネームと部署など詳しい情報も記載できるようにしましょう。
転職エージェンントの担当は変更できるから心配しなくてよい
この記事では転職エージェンントの担当変更について紹介してきました。
転職エージェンントは担当者が企業との間に立って面倒な調整や交渉、アドバイスなどすべて行ってくれる反面、相性も非常に大切です。
担当者がどうしても合わないと感じるなら、変更をお願いしてもまったく問題ありません。

ただし、担当者も人間ですから不快な思いをさせないような伝え方を意識してくださいね。