自分が転職したいと思ったら、何から始めたらよいかわかりませんよね。
「え、今更?」と思っても振り返ることからはじめてみましょう。

もう、今の職場は我慢できないんですよね…。
辞めるのは構わないけど、なぜ辞めたいかを振り返っておかないと後悔するよ。


なぜ辞めたいかといえば、仕事内容のギャップや上司が嫌いとか色々あるんですよね。
人は無意識のうちに自分の感情に近い情報を集める傾向があるからね。本当の理由を見誤ってしまうんだね。

また、振り返ることで本当に自分がしたい仕事を発見することにもなります。
よく考えることで後悔する可能性がないようにできるはずです。
ここでは、会社を辞めて転職活動の第一歩は、自分を振り返り、自己分析する方法を紹介していきます。
転職に踏み出す前にチェック!
- なぜ会社を辞めたいか振り返る
- スキル・経験の棚卸し
- ベストな職場選びの条件を決める
①なぜ辞めたいかを振り返る
仕事を辞めたい理由は、仕事や会社への色々な不満が募って膨れ上がっているため、辞めたい理由の原因を見失っている場合があります。

自分でもわかっているつもりでも、実は自分の中での思い込みがあるかもしれません。
そこでまずは、以下の基準で辞めたい理由を分解することから考えてみましょう。
- 外的要因:自分の努力ではどうにもならない理由。
例)経営方針が合わない、業績不振、ブラックな会社 - 内的要因:自分自身に原因があること。
例)仕事内容のミスマッチ、キャリアアップしたい、人間関係など
外的要因ならある程度は仕方ありません。しかし、突き詰めていった結果、内的要因で自分に原因があったと思うなら、もう一度振り替えてよく考えて見たほうがよいでしょう。
気をつけたい退職理由
- 人間関係
- 仕事が合わない
- 能力不足を感じている など
人間関係は退職理由でも多い理由の一つですが、どこの会社に行っても必ずある悩みなので向き合うことが大切でしょう。
合わせて読みたい
若手の辞めたい悩みとは?その対処法って?
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②スキルと経験の棚卸し
これまでの自分と振り返ることで、本当に自分がやりたい仕事を浮き彫りにすることができます。

自分のスキルってどうやって書き出せばいいのかわからないです‥。
そうだよね。客観的に考えることが大事だから、第三者からも意見をもらうといいよ。

これまで仕事で培ったスキルや経験も以下の3つの視点から書き出してみましょう。
スキル・経験を書き出す
- 自分が得意とする仕事
- 他の会社でも生かせるスキル・経験
- 第三者からのアドバイス
自分が得意とする仕事
自分が得意、好きだといえる仕事を明確に持っておくことは転職活動でも非常に重要です。
得意や好きなことがコアにある仕事だと長く続けることができるからです。
以下のように好きに書き出してみましょう。
- 顧客からのヒアリングには自信がある
- データから分析して企画するのが好き
- 関係部署との調整は得意
- 社長や重役の営業で好かれる
上記のように恥ずかしがらずに思いつくことを書き出してみましょう。
他の会社でも生かせるスキル・経験
転職先でも使えるスキルや経験も書き出してみましょう。他業界でも生かせる経験があれば、転職先も広げることができます。
例えば以下のような汎用的なスキルや経験です。
- 予算管理をしていた
- 営業職の経験がある
- 英語が話せる
- マネジメント経験がある
こんな感じで転職先でも生かせるポータブルスキルを書き出してみることで、あなたの可能性が広がります。
第三者からのアドバイス
信用できるっ家族や知人などに自分が得意なこと、生き生きとしている姿など聞いてみましょう。
自分では意識していなくても周囲が見ればあなたが機嫌よく働いていた、あるいは昔に好きだったことなど自分が思いもしないアドバイスをくれることがあります。
転職を機に一度、客観的な自分を聞いてみることをオススメします。
- 友人:学生時代からの再発見
- 家族:身近な家族視点での長所
- 同僚:職場での仕事の適性

過去に会社で仕事内容が変わった時に、妻に「最近、生き生きしてるね!」と言われることがありました。やはり、周囲は感じているのだなぁと思ったんですよね。
③職場選びの優先順位を決める
転職先を選ぶ際に給料が良い、ブランドがあるなどどうしてもイメージや待遇に釣られて本来の目的を見失ってしまう時もあるかもしれません。
そんな時のために企業選びの基準を自分の中に作っておくことで、揺らぐことが少なくなってきます。

2社から内定をもらい悩んだ挙句の果てに奥様の意見で入社先を決めたという人もいます。後悔しないように自分で基準を持っておいた方がいいですね。
これまで仕事で自分が満足した点と不満だった点を書き出すことで転職で応募する企業や仕事を選ぶ基準を作りましょう。
- 満足な点を書き出す
- 不満な点を書き出し、要望に変換する
- 上記の1、2の優先順位をつける
上記のように整理して、仕事に求める優先順位を求めることで、自分がやりたい仕事を再発見することができます。
step1.まとめ
この記事では、転職活動のステップ1をまとめてみました。
転職活動の準備として振り返ることやスキル経験の棚卸しを紹介しました。
転職に失敗する人は、大抵の場合振り返ることができていないことが多いでしょう。
また、自分の得意だったこと、好きなことを洗い出すことで仕事選びの幅も確実に広がります。
しっかりと自分を見つめ直しましょう。