こんな悩みありませんか?
仕事が辛い毎日・・。誰かに悩みを相談したいと思っても相談ごとが周囲に漏れてしまうのを恐れたり、心配をかけたくないから家族には相談できないと思って自分の中にため込んでいませんか?
実は、悩みごとは友人や同僚よりもカウンセラーなど自分のことを知らない第三者に思い切って相談すると解決へ向かうことがあります。

第三者だと関係性がないので仮に相談内容が漏れたとしても影響はほとんどないところがメリットですね。
悩みを内にため込まず、思い切って相談することが何よりも大切なのです。
本記事では、辛い原因を分析しながら今抱えている悩みを解決へ導く対処法やベストな相談相手についても検証していきます。
この記事を読むことで誰かに相談することへ踏みだすことができ、悩みの解決に一歩近づけるようになるでしょう。
この記事で分かること
仕事が辛いことを相談するメリットは多い

仕事辛い時には相談することが最も早い解決方法です。相談することは以下のようなにメリットがたくさんあるからです。
- ガス抜き効果
ストレスが発散される - 不安の減少
扁桃体の興奮が抑制される - 悩みの整理
話すことで話が整理できる - 言語化
曖昧な点がはっきりする - 解決方法の発見
話すことで冷静になり解決方法を見出せる - プロのアドバイス
専門家から解決方法がもらえる
引用元:ストレスフリー超大全|樺沢紫苑より
誰かに相談するのは内面をさらけ出すことになるため、躊躇(ちゅうちょ)してしまう人も多いでしょう。
しかし、上記の通り相談するメリットは多く、友人や同僚以外にも公的な相談窓口の利用も検討するのもよいでしょう。
まず仕事が辛い原因を振り返る
仕事が辛いと感じる原因は人それぞれです。ここではその原因について考えていきましょう。
仕事が合っていない

仕事が自分に合っていないと感じていると仕事が辛く感じるのは当然のことです。
入社するまで良いイメージを抱いていた仕事に対する理想と現実のギャップに苦しんでいることが原因です。

私も過去にギャップを感じて辛かったことはありました。でも会社に馴染んでいくと自然と思わなくなりましたね。
以下のようなケースでギャップを感じやすいといえるでしょう。
・社会経験が少ない
・憧れの職業に就いた
・初めての転職
・社風に違和感がある
特に憧れが強かった職業や自分の好きなことを仕事にした場合に感じるギャップは、より大きく感じてしまうかもしれませんね。
人間関係が辛い

職場の人間関係がうまく行かない時も辛いと感じるケースですよね。
こちらの退職理由の記事でも紹介した「仕事を辞めたいと思う理由」(厚生労働省の資料より)にいおいても、年代別のアンケートでも上位に「人間関係が理由」として挙がっています。

性格にもよるんでしょうが、私も職場の人間関係で悩むことは多いですよ・・。
人間関係が辛いと感じる時は、残念ながらどの職場でもあります。やはり組織で働く上で人間関係の悩みは避けて通れないと言ってもいいでしょう。
仕事で成果が出せない

仕事で成果が出せないことが続くと毎日出社するのが億劫だと思うはずです。
同僚と比べてしまい仕事のできない自分を必要以上に責めてしまうと、メンタル的にも辛くなってしまいます。

成果を出したいと焦るほど空回りしてしまい、さらに状況が悪化するケースもありますね。
時間外労働が多い

時間外労働が多く休みが少ない状況も当てはまるでしょう。
日常的に残業が多いとプライベートの時間や友人や家族と過ごす時間がなく、毎日家に帰って寝るだけの生活が続けばストレスもたまります。
最近では、働き方改革による労働時間の見直しが進む一方で、長時間労働することが美徳としている会社はまだまだ日本には多いでしょう。
仕事辛い時に相談する相手
これまで仕事が辛い原因を紹介しましたが、仕事が辛いと感じているときに誰に相談すればいいのか迷いますよね。

私も学生時代の友人や同僚にも相談したことはありますが、多くのケースで誰かに相談内容は漏れていましたね。
ここでは相談相手のメリット・デメリットを紹介しながら一緒に考えていきましょう。
相談相手は誰がいい?
- 知人や友人
- 職場の上司や同僚
- 家族
- あなたを知らない第三者
友人や知人

一番話しやすいのは仲の良い友人や尊敬できる知人が真っ先に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
古い友人ならあなたのことを良く知っていますし、性格をひっくるめてアドバイスしてくれるのもメリットですね。
友人知人に話すメリット・デメリットは以下になるでしょう。
メリット
- 性格を踏まえたアドバイスがもらえる
- そこまで状況を事細かく話す必要がない
デメリット
- 自分の弱いところを見せることになる
- 無意識に傷つかないアドバイスをくれる相談相手を選んでいる
- 誰かに口外される可能性がある
上司や同僚

仕事上での相談相手なら、信頼できる上司や同僚に相談することも一つの方法です。
やはり同じ職場であると状況がわかっているので、より的確なアドバイスをもらえる可能性があります。
一方で相談内容が漏れる可能性もあり、評価に影響する可能性もゼロではないでしょう。
職場の上司や同僚に相談するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 職場の状況を話す必要がない
- 悩みをわかってもらいやすい
デメリット
- 他の同僚に相談内容が漏れるリスクがある
- 上司なら人事評価に影響する可能性がある
家族

家族は最も近くにいて気を遣う必要もないので最も相談がしやすいかもしれません。
一方で心配をかけたくないために信頼はしているが相談できないということもあるでしょう。
何でも話し合ってきた家庭なら抵抗もないかもしれませんが、両親や配偶者を心配させたり、頭ごなしに否定や叱られる家庭なら相談するのも億劫になりますね。
メリット
- 身近でもっとも信頼ができる
- 一から背景を説明する必要がない
- 自分の性格をわかってくれている
デメリット
- 心配をかけてしまう
- 叱られたり、否定されたりする
- 職場環境や仕事内容に理解度が少ない
第三者(カウンセラーなど)

カウンセラーや電話相談で自分のことを知らない第三者に相談することもできます。
自分のことを知らないため、うまく伝わるかは心配になるものの、プロだけに客観的な視点で解決に向かうアドバイスが貰える可能もあるでしょう。
メリット
- 誰に気を遣うことなく全てを話せる
- 客観的なアドバイスをもらえる
- うまく悩みを聞き出してくれる
デメリット
- 自分の背景などうまく伝える必要がある
- 初対面だと全てを打ち明けられない可能性もある
- アドバイスにしっくりこない場合もある
公的に無料で相談できる窓口は以下があります。
まもろうよこころ|厚生労働省
厚生労働省が運営する労働者のための総合的な相談窓口
みんなの人権110番|法務省
差別や虐待,パワーハラスメントなど,様々な人権問題についての相談
総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省
労働に関する内容を相談できる全国の総合労働相談コーナーの紹介
上記以外に現在の職場の待遇や今後のキャリアの積み方に悩む場合もあるでしょう。そんな場合は、転職エージェントに相談しても良いかもしれませんね。

私もキャリアに悩んで転職を考えたときは数社利用して、色々と情報を集めましたね。
こちらは公的な機関ではありませんが、こちらも無料で転職を希望する人に合った企業を紹介してくれる会社です。以下の記事を参考にしてみてください。
キャリアチェンジを見据えるなら転職エージェントに聞いてみるのもおススメです。
関連記事【20代】初めての転職活動でおすすめ転職エージェントは?|使い方も解説
仕事が辛いを和らげるケース別対処法
仕事が辛いと感じている原因によって対処法はあります。以下のように原因別に対処法をまとめましたので該当するケースをみてください。
【ケース①】職場の人間関係は割切る

職場の上司や同僚との人間関係で悩んでいる場合は割切って考えてみましょう。
無理に同僚と親密にならなければいけない、気に入られなくてはならないと考える必要はありません。
確かに仕事を円滑に進める上では交流も必要ですが、「仕事上の付き合いだからこんな程度で十分」と思うことです。

私も過去に気に入られなければと考えていましたが、そこまで無理をしないと決めてから気がめちゃくちゃ楽になりました。
上司や同僚と合わないと悩むこともありますが、合わない上司や同僚との人間関係に悩む理由は、自分が思う通りに行動してほしいと考えているからです。
相手を自分の思う通りに変えるのは不可能に近いです。
それなら自分の考えを変えて、相手の行動や性格も受け入れて「そういう考えもあるだろう」「世の中にはこんな人もいる」と許容する気持ちを持つことです。

慣れるまで大変ですが、少しづつ考え方を変えていく意識を持つことから始めましょう!
職場の人間関係については以下の記事も参考にしてくださいね。
同僚とは最低限のコミュニケーションで大丈夫
関連記事仕事で合わない人がいても無理に改善しなくても良い|付き合い方も解説
上司とのコミュニケーションの取り方を解説
関連記事【ストレスで体調不良】相性の合わない上司と関係改善コツとは?
【ケース②】自己肯定感を高める

自己肯定感とは文字通り自分自身を肯定してあげることです。仕事ができない劣等感を感じて悩んでいるなら「8割程度できれば問題ない」という緩く考えてみましょう。

「そんな考えは、負け惜しみだよ」と思うかもしれませんが、失敗したことを責めても過去は変えられないからです。
真面目で完璧主義な人ほど「仕事は完璧に仕上げないとダメだ!」と思い込みが強くなり、余計に自分を追い詰めてしまうこともあるでしょう。
でも、何よりも大切なことは自分を否定しないということです。
・必要以上に自分を責めず、できなくても自分を認める
・同僚と比較しない。自分のペースで着実に前に進むと考える
成績が良い同僚や上司に怒られたからといって、自分を否定しないでください。

「今はこれでよい。自分のペースで前に進むんだ」と言い聞かせることが大切です。
できない自分を責めるより、前向きな自分に変えられる以下の記事も参考にしてくださいね。
仕事ができないと落ち込むなら、メモを取り活用することを覚えましょう
参考記事仕事できない辛いと悩むならメモは重要|120%の努力も必要
【ケース③】自分を見つめ直してみる

仕事が合わないと感じるなら、まずなぜそう思っているのかを考えましょう。
単に「私がやりたかった業務内容ではなかった」と原因を振り返らず、仕事を辞めてしまうと転職を繰り返すようになってしまいます。
例えば以下のようなことを振り返ってみましょう。
・何が自分に合わなかったのか?
・次にどんな仕事を目指すのか
・1年以上働いてみたか

私も転職してすぐに違和感があったことがありました。でも時間が経つと次第に慣れて馴染んでくるものです。
今は苦しいですが、少し我慢して様子を見てみましょう。
自分で感じた合わない理由を見つめ直し、仕事を探すにしても同じ失敗を繰り返さないようにするべきでしょう。
仕事が合わないことが悩みなら以下の記事も参考にしてくださいね。
仕事が合わないストレスから辞めても本当にいいの?
関連記事【仕事合わない】ストレスで会社辞める判断基準は?転職前の注意点も解説
【ケース④】残業が多く毎日辛い

毎日残業が続き家に帰って寝るだけでプライベートの時間もとれていないという方は、「なぜ私は残業が多いのか?」を考えてみましょう。
例えば以下のような項目を参考にしてみましょう。
①自分だけ残業が続いている
②残業推奨する社風で早く帰れない
③会社の従業員削減で人手が足らない
上記の「①自分だけ残業が続いている」状況なら、あなた自身に問題があることが考えられます。
例えば、あなたが頼まれた仕事を断れない性格で周囲からお願いされる事が多い、あるいは要領が悪く仕事のスピードが遅いなどの理由ではありませんか?

断れない性格の人は、勇気をもって断る努力をしてみましょう。
例えば断り方は「30分程度なら大丈夫です。」「明日なら大丈夫ですよ」など条件をつけて断るようにすれば次第に同僚も配慮してくれるようになるでしょう。
一方で②③のケースでは、社風や経営状況が関係しており自分の力では変えることができない内容です。

このケースなら、あなたが仕事で何を求めるのかを考えてみましょう。
今、この会社で働くのはキャリアを積むためなら、ある程度実績ができるまで我慢も必要です。
すでに会社に対して働き続けるメリットがなければ転職を検討してもよいでしょう。
以下の記事も参考にして考えてくださいね。
仕事の辞めたい理由や向き合い方を解説!
関連記事仕事辞めたい時の理由や「辞めたい」をどうするかの対処法まで解説!
思い切って相談すると効果はある
この記事では、仕事が辛く感じた時に誰に相談すれば良いかについて紹介してきました。

私の経験から言うと友人や上司、同僚に相談すると大体誰かに漏れてしまうことが多かったですね‥。
そう考えると、自分と面識がない第三者に思い切って相談して客観的なアドバイスをもらうと良いかもしれませんね。相談するメリットは以下の通りです。
仕事が辛い時の相談のまとめ
- 相談するだけでもガス抜き効果がある
- 話すことで不安の減少、悩みの整理、解決方法の発見がある
- カウンセラーなど第三者へ相談は、気兼ねすることなく楽に話せる
- 友人や上司、同僚は相談しやすい反面、周囲に漏れる場合がある
心の中に悩みをため込まず、誰かに相談することで前向きな気持ちになれるかもしれません。思い切って行動してみましょう。